俺様社長に甘く奪われました
予想をはるかに上回る奏多の愛を知り、莉々子は胸がいっぱいになる。
「やっとこの手にしたんだ。どんなものからも莉々子を守るから」
奪うような口づけが莉々子の心までさらっていく。濃厚なキスで、頭の中が奏多で満たされる。ただ彼がそばにいてくれればいい。莉々子は強く思った。
莉々子が必死にキスに応えていると、ふと唇が離れ、奏多が「拷問だな」と呟く。
「……拷問、ですか?」
「ここで寸止めしなきゃならないなんて、ある意味拷問だろ」
「……私なら大丈夫です」
大した怪我ではない。実は莉々子も奏多の愛を身体で感じたかった。
「そんな煽情的な目をするな。本気で止められなくなる」
「だから私は――」
莉々子にチュッと軽く唇が触れた。
「今夜は俺の想いを尊重してくれ。莉々子の怪我が心配だとか言っておきながら、欲望に負けて抱くとかないだろ。それで莉々子を愛してると言ったって説得力がない」