俺様社長に甘く奪われました
土曜日曜と、奏多のマンションでは至れり尽くせり。自分がまるでお姫様にでもなったかのような扱いを奏多にしてもらい、莉々子は存分に甘えさせてもらった。食事は慣れない手つきで奏多が作ったり、デリバリーを頼んだり。金曜日の夜同様に髪も身体も洗ってもらった。
とにかく奏多に甘えどおしで丸二日間を過ごして、ものすごく幸せな気持ちで出勤してきたものだから、さっきから莉々子の頬は緩みっぱなしだ。
「社長とずっと一緒だったの?」
椅子に座った莉々子に志乃がこっそり耳打ちをする。
「あ、はい……」
つい浮かんでしまう笑みを莉々子は抑えることができない。
「幸せそうね」
志乃の言葉にコクンとうなずいたのだった。