計画的恋愛
「女神様っ!」

私は目に涙を浮かべながら明ちゃんに抱き付いた。


いた!まともな人間!


「えっ!?ひよりちゃん、どうしたの!?」

明ちゃんは驚いた声で私の両肩を掴んで離すと、私の顔を覗きこむ。

「何かあったの?」

心配そうな顔を向けられていることが嬉しくなった。

「ありすぎてわからない……」

私は泣きながら溢した。

「落ち着いて、じゃあ一個ずつ話そう?」

笑顔で優しく私の背中を擦りながら宥めてくれる明ちゃん。

本当に女神様……。
お兄ちゃんの百倍以上、頼もしい……。


「暁君と離婚したいのに、させてくれないの……」

「え」

私が泣きながら訴えると、明ちゃんは目を全開にして思いっきりフリーズした。

その顔を見て私はハッとする。
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