計画的恋愛
「これでひよと二人きりだな。良かった」

「……」

暁君が私の腰に猫のようにくっついていて、離してくれないから。


壁に掛けてある時計を確認すると、まだ朝の七時前。

お兄ちゃんは一体何をしに来たんだ。

それより……


どうしよう。

正直、男の人には関りたくない。

しかも何故か街中で白衣。


失礼だが、変人臭がプンプンする……。


そんな事を考えていると、目の前の男の子は眉をハの字に下げた。


「あ……迷惑なら良いよ。ごめんね……」

少し哀しそうな顔をして私から離れようとした。


「良いですよ!」

「え?」

驚いて私の声に目を見開いた男の人。

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