計画的恋愛
「実は人と話すのが苦手で、一年からこのサークルに居るけど、結局いつも一人で歩いてるんだ」

一人なのは、その白衣のせいでは……。

でも……

「そうなんですね」

私も自分からはいけないからわかるかも。


「君が先週、一人で歩いているのを見て気になっちゃって」

それで声を掛けてくれたのか。


「声を掛けて下さってありがとうございます」

「いえいえ。こちらこそ、俺と話してくれてありがとう」


なんて心お優しい方……。

男の人だし、白衣着ているからって、偏見で会話すらしようとしなかった私をお許し下さい。


私達は当たり障りも無い会話だが、ゴール地点まで会話が途切れることも無く話し続けた。


「じゃ、今日は解散!お疲れ様!」

リーダーが声を掛けて解散に。

乾さんとは途中まで同じ方向みたいだし、明ちゃんはどこかに寄って帰るらしいので、途中まで一緒に帰ることにした。

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