計画的恋愛
「暁様!おはようございます!」

門の前には何故か乾さんが。


「え?暁様?乾君?どうしたの……?」

明ちゃんはそんな乾さんを見て唖然。

様付けで呼んでるし、まだマインドコントロール解けてないんじゃ……。


「こ、これ、昨日家に帰った後、暁様を考えながらクッキー作ったんです!良かったら食べて下さい!あ!何味がお好きかわからなくて色々作りました!チョコチップ入りに、ココア入りに、ヘーゼルナッツに、レーズンもありますよ!」

そんな明ちゃんの声が届いていなかったのか、乾さんが顔を赤く染めながら差し出したのは、ピンクのリボンが付いた可愛いラッピングの袋。


私よりも女子している。
思わず尊敬の眼差しで見つめてしまった。

だが暁君はそんな乾さんを冷めきった目で見ている。


「女子力、高っ!ってか、ちょっと待って!乾君ってそっち系!?」

そりゃ明ちゃんも驚いちゃうよね。

< 294 / 582 >

この作品をシェア

pagetop