計画的恋愛
「跡をつけよう!」

乾さんが言った。


「え」

「君は気にならないのか!?」

そりゃ、気になる……。


「気になります……」

「じゃあ行こう!」


私達は暁君の跡をつけることなった。


まさか、ストーカーの暁君をストーキングする日がやってくるとは……。


「よし、次はあっちの建物の陰に隠れよう!」

そう言って乾さんは暁君達が歩いていく方向にある建物を指差した。

「は、はい……」

私はこっそりと歩く乾さんの後ろを付いていく。


昨日も思ったけれど、人の跡をつけるなんて変にドキドキする……。

相手にバレないようにしないといけないから、物陰に隠れたり慎重に歩かなきゃならない。

なんだか悪いことしてるみたいで心臓に悪い……。

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