計画的恋愛
「た、確かに……言われてみれば人の視線を感じる……」


今まで気付いてなかったのか。


「ごめんよ、脱ぐね……」

乾さんは白衣に手を掛ける。


が、その手は震えている。

そして手は襟を掴んだ状態で震えたまま動かず、脱ぐ気配が一行にしない。


その白衣の効果はよっぽどなんだ……。


私は脱ごうとしている乾さんの手に自分の手を添えて止めた。


「乾さん、私一人で跡を追います」

「ひよりちゃん……大丈夫……」

「乾さん、無理しないで下さい」

「……ごめん、情けないな俺……」

「気にしないで下さい。あとは私に任せて下さい。結果は連絡します」

そう言うと乾さんは私の手を掴んだ。

「頼んだよ……!」

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