計画的恋愛
手続きを済ませて中に入ると、目の前に現れた沢山のジェット機。
自家用機なので、空港の従業員さんに案内されながら滑走路を歩いていく。


「あのね、あのジェット機なんだけど乗る前にトイレに行っても良い?」

前を歩いていたクリスティーナが私達に振り返り、ジェット機を指を差しながら言った。

「中のを使えば良いじゃん」

暁君は面倒臭そうに答える。

「空港内のほうがキレイで設備が整ってるのよ。すぐ戻るから」

「暁君、行かせてあげてよ」

私がクリスティーナを援護すると暁君ははぁっと溜め息を付いた。

「わかった。じゃあ中で待ってるね」

暁君はそう答えるとジェット機へと振り向く。

じゃあ私も中で――『ガシッ!』


暁君と後ろに付いて行こうとしたら、クリスティーナが私の手を掴んだ。
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