計画的恋愛
「俺は一秒でも長くひよと居たいって言ってるのに」


私と二人きりになりたいがために、ママとパパとを大阪に行くように暁君が仕組んだの……?
そんなことが簡単に出来る暁君ってどれだけ凄いわけ……?

それにこの怖いくらいの暁君の言動と雰囲気は何……?


「小さい頃はそんな反抗する子じゃなかったのに初めて俺に反抗したね……」

そう言うと拗ねたような顔で私を見つめる。

小さい頃って…いつの話……?


「俺はもう会社を辞めて帰ってくる!こっちで働く!」

「そう。そしたらまた壮亮の働き先を買収するだけだけどね。今度は簡単に帰れない辺鄙な土地に飛ばそうかな。今度は海外でも行っとく?」

「「え……」」


笑顔で言った暁君に、私とお兄ちゃんはポカンと口と目を見開く。


「俺の手を煩わせないで?大人しく大阪に帰ってよ、壮亮」

にっこりと笑って答える暁君に何故か背筋が凍る。


「帰るかよっ!」

「そう……」

暁君は呟いた次の瞬間、暁君の表情がガラリと変わる。

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