計画的恋愛
「壮亮はひよに男が近寄るのはダメなのに、自分は女の子とやる事やってたんだ。ふーん、都合が良い男だね」

「え」

「俺は15年間、ひよ以外の女に靡いたことなんて無いのに。だから黙ってろ」

にっこりと言った暁君の一言に言葉を失うお兄ちゃん。


15年間って、ちょっと待って……

15年前……私、まだ、3歳だけど……?


「俺はひよのために全ての事に努力した。ひよ以外考えたことがない」

暁君は私を真っ直ぐ見据える。


「俺の世界の中心はいつだってひよなんだよ?わからない?」

じっと私を見据える暁君に、何故か怖くなってきた私は固まったまま動けない。

私が黙り込んでいると暁君は言った。


「わからないなら俺の愛の深さを教えてあげるしかないね」


そう言うと暁君が語り出す。

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