クールな部長は溺甘旦那様!?
「先日のパーティで君を婚約者として紹介したが、いっそのこと結婚してしまえば楽だと思ったからだ。行きたくもないパーティで次々と重役の令嬢を紹介されて、お見合いだのなんだの、そういうのにいい加減うんざりしていたところだったしな。それに先日の社食で君がいると、不思議とほかの女が逃げていくことがわかった。君には素質がある」

「それじゃ答えになってません! それに、こんなむちゃくちゃなこと会社になんて言えば……」

「総務課内で情報を留めておけば問題はない。必要のない場所で口外するつもりはないから安心しろ」

ハァ、ありえない……この男、絶対にありえない。仮にもこんな勝手な人が私の結婚相手になっちゃったなんて……信じたくない!

未だに飲み込めない現実に目眩がしそうだった。
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