メーデー、メーデー、メーデー。

 「…色々うまく行かねぇなぁ」
  
 呟いてはため息を吐くと、今度こそ花瓶とバケツを捨てに給湯室へ向かった。
 
 流し台で水を捨て、花を1本1本拭くのが面倒な為、一気に大雑把に布巾で水気を拭き取ると、木南先生の病室へ戻る。

 木南先生の部屋のドアをノックしようとした時、中から早瀬先生の声だけが聞こえてきた。
 
 まだオペの説明中かな。邪魔しない方が良いだろうな。という気は利かせるくせに、どうしても野次馬根性が疼き、知りたがりのオレの手が静かにゆっくりドアを少しだけスライドさせ、中の様子を伺う。
 
 中では、オペの日時や内容を話す早瀬先生に、木南先生は見向きもせずにただ窓の外を眺めていた。
 
 一通り話し終わった早瀬先生が、
 
 「何か聞きたい事はありませんか?」
 
 木南先生に不明点を確認した。
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