メーデー、メーデー、メーデー。
「早瀬先生がふざけた事をぬかすからですよ。木南先生があんなになるまで苦しんで悲しんでいるのに、逃げてんじゃねぇよ。何で木南先生の怒りも哀しみも受け止めて支えてやらなかったんだよ。何で木南先生をひとりぼっちにしたんだよ。何で…」
早瀬先生に喰ってかかりながら、途中で笑えなくなり、悔しさのあまり最後まで話す事が出来なくなった。
今までずっと、木南先生をワーカホリックの仕事馬鹿だと思っていた。木南先生はきっと、早瀬先生と結婚する前から仕事熱心な人だったとは思うが、オーバーワーク気味に仕事をしていたのは、辛い気持ちを誤魔化す為だったのだろう。
計り知れない木南先生の苦しみを、想像してみたところで、オレの脳みそでは足りないくらいに辛かったのだろうと、木南先生を思うと胸が潰れそうに痛い。