メーデー、メーデー、メーデー。
「…どうしても柴田くんの話は『柴田くんの想像力豊かな物語』に思えて鵜呑みには出来ないけれど…でも、もう逃げるべきではないと思う。今、逃げ出してはいけないと思います。私に木南先生を説得出来るかどうかは分かりませんが、今度こそちゃんと下敷きになろうと思います」
早瀬先生は、オレの話にはほぼ納得していない様だが、それでも木南先生と向き合う決意をしてくれた。
とりあえず、結果オーライだ。
「木南先生の手術はいつですか?」
「来週の月曜日です」
「じゃあ、それまでに。任せましたよ、早瀬先生!!」
両手を花で塞がれている為、早瀬先生にガッツポーズでも向けて鼓舞する事が出来ないので、花と花の隙間からアイコンタクトで強めの眼力を送る。
「今日、家で木南先生に話したい事、言うべき事を書き出してまとめたいと思います」
早瀬先生がオレに応える様に頷いた。