メーデー、メーデー、メーデー。

 「…『無駄な治療』『こんな事』ですか。私は、木南先生の命をそんな風に思えません。…もし、本当に木南先生が死んでしまうのなら、私もそうしようと思います。…私だって、蓮に会いたくて会いたくて仕方がないです」

 早瀬先生の口から出た言葉に、『何を言っているんだ、お前は!! 散々考えた事がこれかよ!!』と、思わず木南先生の病室のドアを開け、中に入ろうとした時、

 「あなたはまだ生きていて。蓮の前で、あなたと仲良く振る舞う自信がないから。蓮に私たちがギスギスしている所を見せたくない。あの子をガッカリさせたくない」

 木南先生が首を左右に振りながら、早瀬先生の馬鹿みたいな考えを突っ張ねた。ので、早瀬先生にイライラしながらも、もう少し様子見する事に。
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