メーデー、メーデー、メーデー。
---------そして、木南先生のオペ当日がやってきた。
木南先生のオペは午後からとの事で、午前中に木南先生の病室を訪ねる。
「失礼しまーす」
とドアを開けると、すっかり元通りの仲になった木南先生と早瀬先生が談笑していた。
笑顔の2人見ると、『あぁ、本当に良かったな』とほっこりした気分になった。
「仕事中じゃないの? 研修医」
以前の調子を取り戻した木南先生に『研修医』と呼ばれる事も、不思議と嬉しい。
「オレのオーベン、吉田先生なんですよ。ちょっとだけ時間を貰ってきました」
『だから大丈夫です』と木南先生の問い掛けに答えると、
「甘いなー、吉田は。私たちの時代には有り得なかったよね、研修抜け出すとか」
木南先生が早瀬先生に同意を求めた。
「家族に生命の危機が訪れるか、自然災害が起きない限り、考えられないよね。オレ、お腹下した時でさえ、5分でうんこ断ち切って戻ったもん」
早瀬先生が激しく頷いた。
てか、早瀬先生のキャラが若干変わっている気がする。一人称が『私』から『オレ』になっているし、早瀬先生の口から『うんこ』などという言葉が出てくるとは…。余所余所しさの取れた今が、きっと早瀬先生の本当の姿なのだろう。