メーデー、メーデー、メーデー。
「サボりに来たわけじゃありませんから。宿題の答えを出しに来ました。渡したいものもあるので。あと、報告も」
「宿題って?」
生きる理由を見出した木南先生に、今更オレの宿題の回答など必要ない様で、木南先生は『何のことだっけ?』と宿題の存在そのものを忘れ去り、首を傾げた。
「『何故生きるのか。何故死んではいけないのか』ってヤツ。でもその前に、これをどうぞ。オペ成功祈願のプレゼントです。手ぶらで来るとケチ扱いされるので、心ばかりのものですが…」
桃井さん程惜しみなくは使おうと思わないが、木南先生に鐚一文も支払いたくないというわけでもない為、これからオペに挑む木南先生を元気付けるべく、実は昨日プレゼントを買いに行っていたりする。
それを木南先生に手渡す。
「おぉ!! あんなにお金を使う事を嫌がっていた研修医が!! ありがとう。開けてもいい?」
早速プレゼントのリボンを解こうとする木南先生。
「どこまでオレをケチキャラにしたいんですか、木南先生は。どうぞ、開けてみて下さい」
木南先生の軽口の復活に、イラつきと楽しさを感じながら、喜んでもらえたらいいなと、木南先生にプレゼントの中身の確認を促した。