ただいま冷徹上司を調・教・中!
「ところで平嶋課長」
カジュアル系からファンシー系まで幅広い品揃えの雑貨店で、何気に目に付いたマグカップを眺めながら平嶋課長を振り向いた。
「ん?」
「ペアの食器って持ってます?」
「は?」
そんなに悪いことを聞いてしまったのかと思ってしまうほど、平嶋課長は思いっきり眉間に皺を寄せた。
「なんで一人暮らしなのにペアの食器が必要なんだよ」
「いや、彼女とのペアでおウチごはんとか……」
「ありえない」
言い終わる前にバッサリと言葉を切り捨てられ、私は内心『アンタの方が有り得んわ』と突っ込んでしまった。
しかしよくよく考えれば、平嶋課長が家で彼女の手作りご飯を食べている光景は思い浮かばない。
やっぱり外でオシャレなもの食べてるに違いない。
「カゴ、持ってきてください」
そう告げて私はいろいろと食器を物色し始める。
そそくさと戻って来た平嶋課長が手にしている買い物カゴに、私は自分の好きな食器を次々と入れていった。
カップ、皿、お茶碗、お碗、お箸……。
セット売りしてあった可愛らしいプレート皿とコップやカトラリーなどもカゴに入れ込むと、平嶋課長の表情がどんどん困惑していく。
「おうちには多めの食器を常備しておくものです。買ってきても宅配頼んでも、お皿が充実してないと食べれないでしょ?」
「それはそうだが……」
「それに」
有無を言わせず言葉を被せ、私は白地に水色の大小重なったハートがワンポイントになっている、シンプルかつ可愛いマグカップを2つ平嶋課長の目の前にかざす。
「ひとつくらいペアがあってもいいと思いません?こういうカップで並んでコーヒーを飲むなんて、恋人っぽいじゃないですか」
まだ足を踏み入れたことのないリビングを想像しながら胸を踊らせると、平嶋課長は私のペースに慣れてきたのか、やれやれと言うように眉を下げてはにかんだ。
カジュアル系からファンシー系まで幅広い品揃えの雑貨店で、何気に目に付いたマグカップを眺めながら平嶋課長を振り向いた。
「ん?」
「ペアの食器って持ってます?」
「は?」
そんなに悪いことを聞いてしまったのかと思ってしまうほど、平嶋課長は思いっきり眉間に皺を寄せた。
「なんで一人暮らしなのにペアの食器が必要なんだよ」
「いや、彼女とのペアでおウチごはんとか……」
「ありえない」
言い終わる前にバッサリと言葉を切り捨てられ、私は内心『アンタの方が有り得んわ』と突っ込んでしまった。
しかしよくよく考えれば、平嶋課長が家で彼女の手作りご飯を食べている光景は思い浮かばない。
やっぱり外でオシャレなもの食べてるに違いない。
「カゴ、持ってきてください」
そう告げて私はいろいろと食器を物色し始める。
そそくさと戻って来た平嶋課長が手にしている買い物カゴに、私は自分の好きな食器を次々と入れていった。
カップ、皿、お茶碗、お碗、お箸……。
セット売りしてあった可愛らしいプレート皿とコップやカトラリーなどもカゴに入れ込むと、平嶋課長の表情がどんどん困惑していく。
「おうちには多めの食器を常備しておくものです。買ってきても宅配頼んでも、お皿が充実してないと食べれないでしょ?」
「それはそうだが……」
「それに」
有無を言わせず言葉を被せ、私は白地に水色の大小重なったハートがワンポイントになっている、シンプルかつ可愛いマグカップを2つ平嶋課長の目の前にかざす。
「ひとつくらいペアがあってもいいと思いません?こういうカップで並んでコーヒーを飲むなんて、恋人っぽいじゃないですか」
まだ足を踏み入れたことのないリビングを想像しながら胸を踊らせると、平嶋課長は私のペースに慣れてきたのか、やれやれと言うように眉を下げてはにかんだ。