ただいま冷徹上司を調・教・中!
紙袋4つ分の荷物を下ろすと、私はその中の一個を平嶋課長に差し出した。
「これ、今日のお礼です」
そう言って微笑むと平嶋課長は、「え?」と呟くだけで手を出してくれない。
「受け取ってくださいよ」
少し膨れると、平嶋課長は慌てて私の手から紙袋を受け取ってくれた。
「久瀬が……俺に……?」
「大したものじゃありません」
「ヤバい……。めちゃくちゃ嬉しいんだけど」
平嶋課長は手の甲でニヤける口元を隠しながら私を見た。
せっかく口元を隠していても、目の下がり具合で笑みが漏れているのかがわかる。
「彼女からサプライズなんて、初めてだ。ありがとう」
細められた目に大きな喜びを感じて、心がキュッとなってしまった。
「どういたしまして。気に入ってくれたら私も嬉しいです」
つられて微笑んだ私の前に、「実は俺も……」と平嶋課長はピンクの可愛い紙袋を差し出した。
「これ、久瀬に」
「え、私に?どうして……」
食器の入った大きな紙袋の中に隠されていたので、こんなものを用意してくれていたなんて全く気づかなかった。
「雑貨店で久瀬が興味ありげに見てたから」
「開けてもいいですか?」
「もちろん」
紙袋から出てきたのは、可愛らしい黄色の花が散りばめられたハーバリウムだった。
「……かわいい」
確かに私はあの時、これを見て素敵だと思ったし、買おうかどうしようか迷っていた。
それを平嶋課長が感じ取ってくれるなんて。
「こんな高度なこと、まだ教えてませんよ」
「教えてくれたよ。ちゃんと相手を見て、相手に興味を持つんだって。どうやったら久瀬が喜んでくれるか考えながら久瀬を見てたから、これを選べたんだ。正解か?」
「そんなの……正解に決まってます。ありがとうございます。本当に嬉しい……」
平嶋課長が私のためだけに選んでくれたプレゼント。
嬉しくないはずがないじゃないか。
「これ、今日のお礼です」
そう言って微笑むと平嶋課長は、「え?」と呟くだけで手を出してくれない。
「受け取ってくださいよ」
少し膨れると、平嶋課長は慌てて私の手から紙袋を受け取ってくれた。
「久瀬が……俺に……?」
「大したものじゃありません」
「ヤバい……。めちゃくちゃ嬉しいんだけど」
平嶋課長は手の甲でニヤける口元を隠しながら私を見た。
せっかく口元を隠していても、目の下がり具合で笑みが漏れているのかがわかる。
「彼女からサプライズなんて、初めてだ。ありがとう」
細められた目に大きな喜びを感じて、心がキュッとなってしまった。
「どういたしまして。気に入ってくれたら私も嬉しいです」
つられて微笑んだ私の前に、「実は俺も……」と平嶋課長はピンクの可愛い紙袋を差し出した。
「これ、久瀬に」
「え、私に?どうして……」
食器の入った大きな紙袋の中に隠されていたので、こんなものを用意してくれていたなんて全く気づかなかった。
「雑貨店で久瀬が興味ありげに見てたから」
「開けてもいいですか?」
「もちろん」
紙袋から出てきたのは、可愛らしい黄色の花が散りばめられたハーバリウムだった。
「……かわいい」
確かに私はあの時、これを見て素敵だと思ったし、買おうかどうしようか迷っていた。
それを平嶋課長が感じ取ってくれるなんて。
「こんな高度なこと、まだ教えてませんよ」
「教えてくれたよ。ちゃんと相手を見て、相手に興味を持つんだって。どうやったら久瀬が喜んでくれるか考えながら久瀬を見てたから、これを選べたんだ。正解か?」
「そんなの……正解に決まってます。ありがとうございます。本当に嬉しい……」
平嶋課長が私のためだけに選んでくれたプレゼント。
嬉しくないはずがないじゃないか。