ただいま冷徹上司を調・教・中!
淡々と業務をこなしていれば、時間が経つのは早く感じられる。
私はパソコンをスリープモードにして、大きな伸びを一つした。
「休憩室行きましょうか?」
「そうだね。お腹すいちゃった」
瑠衣ちゃんと紗月さんがそう言いながら、自分のデスクの一番下の引き出しを開けてお弁当を取り出す。
「あのっ」
そんな二人を焦って制止し、私は情けない表情で「今日はここじゃ駄目ですか?」と聞いた。
「そうか。千尋ちゃん、何か話があるんだったね。いいわよ、ここで」
紗月さんがニコリと微笑んでくれると、瑠衣ちゃんも同意してくれる。
「じゃあ私、給湯室でお茶だけ淹れて来ます。二人とも緑茶とほうじ茶、どっちがいいですか?」
気が利く瑠衣ちゃんがそう聞いてくれたので、紗月さんは緑茶、私はほうじ茶をお願いすることにした。
「すみません紗月さん。休憩室の方がゆっくり休憩できるのに」
この会社の休憩室は二か所あって、素早く移動できれば隅に設置されている四畳の畳でゆっくりとくつろぐことができる。
なので私達はいつもその場所を競い合っているのだ。
しかし今日は下手に移動して梨央にだけは会いたくない。
私はパソコンをスリープモードにして、大きな伸びを一つした。
「休憩室行きましょうか?」
「そうだね。お腹すいちゃった」
瑠衣ちゃんと紗月さんがそう言いながら、自分のデスクの一番下の引き出しを開けてお弁当を取り出す。
「あのっ」
そんな二人を焦って制止し、私は情けない表情で「今日はここじゃ駄目ですか?」と聞いた。
「そうか。千尋ちゃん、何か話があるんだったね。いいわよ、ここで」
紗月さんがニコリと微笑んでくれると、瑠衣ちゃんも同意してくれる。
「じゃあ私、給湯室でお茶だけ淹れて来ます。二人とも緑茶とほうじ茶、どっちがいいですか?」
気が利く瑠衣ちゃんがそう聞いてくれたので、紗月さんは緑茶、私はほうじ茶をお願いすることにした。
「すみません紗月さん。休憩室の方がゆっくり休憩できるのに」
この会社の休憩室は二か所あって、素早く移動できれば隅に設置されている四畳の畳でゆっくりとくつろぐことができる。
なので私達はいつもその場所を競い合っているのだ。
しかし今日は下手に移動して梨央にだけは会いたくない。