ただいま冷徹上司を調・教・中!
女の理想を作り込んだかのような完璧な顔。
180センチを超えた高身長に長い足。
仕事もできて頼りがいもあり、正しく理想の上司。
この人の人生の列車は、全てが完璧という終点に向かって走って行くに違いない。
きっと誰もがそう思っていることだろう。
そんな男性とは無縁で、常に無難な人と付き合ってきたこの私が、こんなことになるなんて思いもしなかった。
こんな完璧男の欠点を知ってしまったがために、完璧男に堕ち疑似恋愛をすることになるなんて。
こんな高級品を部屋に上げることになるだなんて。
まさにチャレンジャー。
未知への遭遇となるわけだ。
平嶋課長が部屋を出る時、私はサバイバーになれているだろうか。
「お待たせ」
未だに信じられなくて、ぼんやりと見つめている私に、平嶋課長はそう言った。
「……いえ。行きましょうか」
平嶋課長を促すと、私は覚悟を決めて部屋に向かう。
バッグの中から鍵を探すのに手間取りながら、私は震える手でなんとか鍵を開けた。
「どうぞ……」
玄関に平嶋課長が立つのは三度目。
私が先に靴を脱ぐと、「お邪魔します」と平嶋課長も後に続く。
ちょっとちょっとちょっとぉ。
お邪魔しますって……。
いや、部屋に誘ったのは私なんだけれども。
笑うくらい頑張っている心臓を抑えながら、私は自分のテリトリーに平嶋課長を招き入れた。
180センチを超えた高身長に長い足。
仕事もできて頼りがいもあり、正しく理想の上司。
この人の人生の列車は、全てが完璧という終点に向かって走って行くに違いない。
きっと誰もがそう思っていることだろう。
そんな男性とは無縁で、常に無難な人と付き合ってきたこの私が、こんなことになるなんて思いもしなかった。
こんな完璧男の欠点を知ってしまったがために、完璧男に堕ち疑似恋愛をすることになるなんて。
こんな高級品を部屋に上げることになるだなんて。
まさにチャレンジャー。
未知への遭遇となるわけだ。
平嶋課長が部屋を出る時、私はサバイバーになれているだろうか。
「お待たせ」
未だに信じられなくて、ぼんやりと見つめている私に、平嶋課長はそう言った。
「……いえ。行きましょうか」
平嶋課長を促すと、私は覚悟を決めて部屋に向かう。
バッグの中から鍵を探すのに手間取りながら、私は震える手でなんとか鍵を開けた。
「どうぞ……」
玄関に平嶋課長が立つのは三度目。
私が先に靴を脱ぐと、「お邪魔します」と平嶋課長も後に続く。
ちょっとちょっとちょっとぉ。
お邪魔しますって……。
いや、部屋に誘ったのは私なんだけれども。
笑うくらい頑張っている心臓を抑えながら、私は自分のテリトリーに平嶋課長を招き入れた。