ただいま冷徹上司を調・教・中!
そんなことになっているなんて……。
私はバッグの中からスマホを取り出し画面を開いた。
「SNS見てないの?」
紗月さんの問いかけに、私は小さく頷いた。
面倒くさがりな私は、基本的に個人以外の公式アカウントやクループは通知音をオフにしているのだ。
何度も何度も通知音が鳴るのも鬱陶しいし、大したことのない話題に参加するのも気が乗らない。
だから見ていないことなんて珍しいことではない。
大切なことはいつも紗月さんと瑠衣ちゃんが個人的にメッセージをくれるし、今までそれで困ったことなんて一度もなかった。
だって……こんなに大事なことなんてなかったのだから。
SNSを開くと私の知らないところで、おびただしい数のメッセージがやり取りされていた。
内容を確認すると、私と平嶋課長の話がずらりと並んでいる。
「土曜の昼からずっとこんな感じなの。私と瑠衣ちゃんはきっと誤解だって思ってるけど、何せホテルに入って翌日ランチしてるなんて、普通に考えたらデキてると言われても仕方ないわ」
「本当に……本当に誤解なんです。とりあえず潰れた私をホテルに寝かせて帰ろうとしたら、私が嘔吐で平嶋課長のスーツ汚しちゃって……。だから帰れなくなったってだけで、みんなが言ってるようなことは何もないんです」
顔面蒼白になりながらも必死に訴える私をなだめ、紗月さんは困ったように溜め息をついた。
「理由はわかったけど……。どんなに千尋ちゃんが自分のしでかしたことを公言しても、きっと誰も信じないでしょうね」
「どうしてですか?」
「おもしろいからよ」
「なるほど……」
紗月さんの一言は簡潔で重く、私と瑠衣ちゃんを一瞬で納得させる力を持っていた。
私はバッグの中からスマホを取り出し画面を開いた。
「SNS見てないの?」
紗月さんの問いかけに、私は小さく頷いた。
面倒くさがりな私は、基本的に個人以外の公式アカウントやクループは通知音をオフにしているのだ。
何度も何度も通知音が鳴るのも鬱陶しいし、大したことのない話題に参加するのも気が乗らない。
だから見ていないことなんて珍しいことではない。
大切なことはいつも紗月さんと瑠衣ちゃんが個人的にメッセージをくれるし、今までそれで困ったことなんて一度もなかった。
だって……こんなに大事なことなんてなかったのだから。
SNSを開くと私の知らないところで、おびただしい数のメッセージがやり取りされていた。
内容を確認すると、私と平嶋課長の話がずらりと並んでいる。
「土曜の昼からずっとこんな感じなの。私と瑠衣ちゃんはきっと誤解だって思ってるけど、何せホテルに入って翌日ランチしてるなんて、普通に考えたらデキてると言われても仕方ないわ」
「本当に……本当に誤解なんです。とりあえず潰れた私をホテルに寝かせて帰ろうとしたら、私が嘔吐で平嶋課長のスーツ汚しちゃって……。だから帰れなくなったってだけで、みんなが言ってるようなことは何もないんです」
顔面蒼白になりながらも必死に訴える私をなだめ、紗月さんは困ったように溜め息をついた。
「理由はわかったけど……。どんなに千尋ちゃんが自分のしでかしたことを公言しても、きっと誰も信じないでしょうね」
「どうしてですか?」
「おもしろいからよ」
「なるほど……」
紗月さんの一言は簡潔で重く、私と瑠衣ちゃんを一瞬で納得させる力を持っていた。