ただいま冷徹上司を調・教・中!
これが、これこそが。
今まで私が耐えに耐えてきたのを不憫に思った神様がくれた、大きな大きなご褒美なのだろう。
どんなに強引だろうが、人の弱みに漬け込む汚い手であろうが構わない。
最終的にお互いの利害が一致すれば問題ないのだから。
「課長……」
「……なんだ」
私は未だ私から顔を背けている平嶋課長の正面に立ち、グイッとネクタイを引っ張って無理矢理こっちを向かせた。
「私からの最後の提案です」
「協力でもお願いでもなく提案か?」
「そうです。この提案に平嶋課長がノーと言えば、私はもう平嶋課長に近づきません」
そう断言した私の顔を、平嶋課長はなんとも不安げに見つめる。
「もちろん、今までお互いが共有した全ての秘密は守ります。約束します」
どんなに平嶋課長のプライベートが残念であろうと、一切仕事には関係ない。
職場ではデキる上司で、尊敬する上司で、信頼できる上司なのだ。
そこが揺らぐことなど絶対にありえない。
「信じる……。そのうえで久瀬の提案を聞こう」
しっかりと視線を合わせてくれた平嶋課長の表情は、もう不安を感じさせなかった。
「私は親友と彼から裏切られて捨てられた。平嶋課長は上手に恋愛できなくて女にフラれてばかり。そんな私達が、今ここにこうしている」
「仕事以外では関わり合ったこともないのにな。久瀬がここにいることが不思議でしかたないよ」
私もそうだ。
でもこの関わりにだって、きっとなにか意味があったはずなんだ。
ならばどんな意味があるのか見つけ出さなければ。
「この関係を無駄にはしたくありません。これは私と平嶋課長、お互いに利益となる提案です」
私の強い眼差しに、平嶋課長はぐっと息をのんだ。
「平嶋課長……。私を課長の彼女にしてくださいっ」
平嶋課長の家の静かな一室に、私の声はよく響いた……。
今まで私が耐えに耐えてきたのを不憫に思った神様がくれた、大きな大きなご褒美なのだろう。
どんなに強引だろうが、人の弱みに漬け込む汚い手であろうが構わない。
最終的にお互いの利害が一致すれば問題ないのだから。
「課長……」
「……なんだ」
私は未だ私から顔を背けている平嶋課長の正面に立ち、グイッとネクタイを引っ張って無理矢理こっちを向かせた。
「私からの最後の提案です」
「協力でもお願いでもなく提案か?」
「そうです。この提案に平嶋課長がノーと言えば、私はもう平嶋課長に近づきません」
そう断言した私の顔を、平嶋課長はなんとも不安げに見つめる。
「もちろん、今までお互いが共有した全ての秘密は守ります。約束します」
どんなに平嶋課長のプライベートが残念であろうと、一切仕事には関係ない。
職場ではデキる上司で、尊敬する上司で、信頼できる上司なのだ。
そこが揺らぐことなど絶対にありえない。
「信じる……。そのうえで久瀬の提案を聞こう」
しっかりと視線を合わせてくれた平嶋課長の表情は、もう不安を感じさせなかった。
「私は親友と彼から裏切られて捨てられた。平嶋課長は上手に恋愛できなくて女にフラれてばかり。そんな私達が、今ここにこうしている」
「仕事以外では関わり合ったこともないのにな。久瀬がここにいることが不思議でしかたないよ」
私もそうだ。
でもこの関わりにだって、きっとなにか意味があったはずなんだ。
ならばどんな意味があるのか見つけ出さなければ。
「この関係を無駄にはしたくありません。これは私と平嶋課長、お互いに利益となる提案です」
私の強い眼差しに、平嶋課長はぐっと息をのんだ。
「平嶋課長……。私を課長の彼女にしてくださいっ」
平嶋課長の家の静かな一室に、私の声はよく響いた……。