浅葱色が愛した嘘
そして____
「出来たでぇー!!
我ながら完璧な出来栄えや♪
な?土方さんもそう思うやろ?」
桔梗はされるがままに男装をさせれたのだ。
「ほぉ。中々の美男子じゃねぇか。
悪くねぇな。」
土方は満足そうに微笑み
斎藤は頭を抱えている。
「こんな事をさせて何が目的だ。」
「あ?目的なんざねぇよ。
ただお前は長州に強い恨みを持ってる。
あいつらは俺たち新撰組の敵だ。
敵討ちの機会でも作ってやるさ。
お前が一人で探すよりよっぽど情報は集まると思うぞ。」
そう言って土方は煙管を吹かす。
だが桔梗はその言葉を信じてはいなかった。
自分の力を知れば確実に利用される。
いや、土方という男は薄々それを勘付いているのではないか。
何も言うこともなく
土方をじっと見つめていた。