浅葱色が愛した嘘
トントンッ
『副長、山崎です。』
『あぁ、入れ。』
山崎は桔梗の様子を見に行った後、必ず土方の元を訪れていた。
桔梗の一件があってから仕事を放棄していた分、いつも以上に大量の書物を一夜漬けで片付ける事が多い。
だから、まともに桔梗の所へ行けず、治療のために二人を訪れる山崎に必ず報告するようにと、言っていた。
『澄朔は…総司はどうだ?』
『いつもと変わらへんで。
あの様子じゃ、澄朔が目覚めるまではあのままや。』
はぁ~とため息を漏らす。
沖田にとってこれほどまでに桔梗の存在は大きかった。
もうすぐ夏が終わりる____。