浅葱色が愛した嘘






桔梗は最低限の荷物だけを持ち、


屯所の門をくぐって外に出た。





もう二度と、この場所には戻ってくる事はない。




桔梗は誰にも見送られる事なく、


静かな足取りで世が明ける前に













独り静かに闇に消えていった_____。








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