浅葱色が愛した嘘



こうやって初心に戻り竹刀を振るのは何年ぶりだろう。




こうやって汗を流すのも悪くはない。と、


桔梗は一人思い、笑顔をこぼすのであった。




そんな姿を見ていた沖田は

こちらも楽しそうに微笑んでいた。



全く、女の子なのに刀に対する執着が凄まじいな。

ねぇ、桔梗。
僕は君に興味があるみたいだ。

これからが楽しみだね。




そんな事を思っていたなんてここに居る誰もが知るはずがない。


< 43 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop