シンデレラのドレスに祈りを、願いを。
恥ずべきものはなにもないのだ。
『ねえ悠斗、もし悠季くん……あなたの父親が会いたいって言ったら、会う? 3人で食事でもって言われたの』
『……うん。会うよ。会いたい』
『再来月、ビルのメンテナンスが入るの。その日はお店も営業出来ないから、どう? 平日だから学校が終わってから』
『もちろんいいよ』
悠斗は嬉しそうに返事をすると、洗いあがった皿を片づけ始めた。
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