バッドテイストーヴァンパイアの誤算ー
彼の瞳が穏やかだけど今まで見たこともないほど熱く、こちらが恥ずかしくなるほどとろけるようで色っぽい表情になっている
(私が寝ているときはいつもこんな風に見つめられてたんだ…)
「どんな貴方でも私の気持ちは変わらない、それどころかそんなあなたも愛してるの」
私の左手をとり指の間に私よりも大きくて太い指を差し込んで握り、私をしっかりみつめたまま私の手の甲に舐めるようにじっとりキスをする
「ごめん、死んでも愛してる」
やっぱり私を見つめたまま、下唇で私の人差し指を起こしたかと思うとそのまま口に含んで舐める
あの人は肉食獸でこのまま私を食べようとしているみたいだ
それが、とんでもなく色っぽい、
生きているうちはその片鱗を見ることがあっても
こんなに堂々と妖しく私の前にいたことはない
そんな姿を目の前にしてその色香に当てられるばかりであの人の成すがままだ
指を解放したかと思うと、反対の手で私の腰をグッと引き寄せ、そして、少し安心したように目を細めて顔を近づける
だから、私も負けじとそれに応えるように唇を合わせ舌を絡ませる
私が彼の全てを愛してることを伝えるために自分から積極的に彼に触れる
彼が腰から手を這わせて私の髪に少し汗ばんだ指を差し込んで頭を包み込んで固定する
「どんなになっても、やめられないんだ」