隣の席の不思議系彼女
「あーまたいちゃいちゃ……!

って、壺山どうしたのん?
つらいことあったん?
安城がいじめるん?」

いやいや野崎。
どうみても俺さ、目の前の彼女を慰めてると思わない?

「野崎君……。
あのね、今日、暇?
暇なら放課後、安城と一緒に家に来て?」

俺の腕の中から、うるうるしながらツインテールの美少女が野崎を見上げた。

野崎にはスケジュール聞くのな。
俺は既に行く事が決定してるのな?

ああ、さすが壺山。
そこらへんが壺山って感じ。

「もっちろん!」

……だろうな。

野崎の反応は俺にはわかっていた。
明るくウキウキだ。
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