Perverse
今日の飲み会は一日目の目標達成と柴垣くんの久々の福岡出張も重なり、最初からハイテンションで行われた。
何よりもハイテンションだったのは女性社員達だろう。
想像はしていたけれど、柴垣くんの周りには女性ばかり。
タクシーに乗る前に一度だけ視線が合ったきり、全く側にも近づけていない。
ただでさえ柴垣くんの整った顔とスタイルは人気があるのに、仕事まで出来るとなるとこの状況も頷けるというもの。
そんな事は分かりきっている事だ。
だって私が一番身をもって経験しているんだから。
なのに腹底から湧き上がる資格のない嫉妬心は、私の眉間に僅かなシワを生み出していたようで。
「顔、怖いよ」
同期にそう指摘されてしまった。
「…無自覚?」
キョトンとした私にケラケラ笑いながら長坂仁美ちゃんは指摘した。
「まぁ確かに中西さんはウザいけどさ」
「あ…」
そっちか…。
「あの人さ、自分のことイケてると思っとうとよ。みんなが内心どう思っとうとか考えてもないっちゃろうね、きっと」
「人それぞれだからねぇ」
「その点やっぱり柴垣は違うねぇ。ちゃんと自分をわかっとうもん。あいつはイイ男よ」
長坂さんの言葉に私は一言小さい声で『そうだね』としか答えられなかった。
何よりもハイテンションだったのは女性社員達だろう。
想像はしていたけれど、柴垣くんの周りには女性ばかり。
タクシーに乗る前に一度だけ視線が合ったきり、全く側にも近づけていない。
ただでさえ柴垣くんの整った顔とスタイルは人気があるのに、仕事まで出来るとなるとこの状況も頷けるというもの。
そんな事は分かりきっている事だ。
だって私が一番身をもって経験しているんだから。
なのに腹底から湧き上がる資格のない嫉妬心は、私の眉間に僅かなシワを生み出していたようで。
「顔、怖いよ」
同期にそう指摘されてしまった。
「…無自覚?」
キョトンとした私にケラケラ笑いながら長坂仁美ちゃんは指摘した。
「まぁ確かに中西さんはウザいけどさ」
「あ…」
そっちか…。
「あの人さ、自分のことイケてると思っとうとよ。みんなが内心どう思っとうとか考えてもないっちゃろうね、きっと」
「人それぞれだからねぇ」
「その点やっぱり柴垣は違うねぇ。ちゃんと自分をわかっとうもん。あいつはイイ男よ」
長坂さんの言葉に私は一言小さい声で『そうだね』としか答えられなかった。