ねぇ先輩、名前をよんで。



親のせいでこんな気持ちになったんだと、思うと


家に帰っても両親にあたることが多かった。


どうして私がこんな目に……。


あの時はずっとそう思っていた。


それが3カ月も続いた頃。


だんだん人間不信になって来た。


ひそひそ話しているのを見て

私のことを言っているんじゃないかと思ったり、


みんな私のこと避けているんだと思うようになってしまった。


もうこの場所にいたくない。


ひとりぼっちを実感する学校なんて行きたくない。


私は日に日にそう思うようになって、


ついに授業をサボってしまった。


1時間目の授業をサボり、

やって来たのは学校の屋上だった。


誰かいたらどうしようという気持ちを抱えたままドアを開けると、


そこには誰もいなかった。



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