浮気してるくせに平然な彼
変わらず俺に敵対心むき出しで、冷たい目で睨みつけられた。
いつもは連まない友達に庇われる陸。
………もし、友達に庇われる事が心地いいのなら、橋本と別れてもイイという気持ちになってるかもしれない。
今、ココでケリをつける事ができれば、わざわざ最終日に皆に協力してもらって陸を呼び出す必要はなくなる。
サナを悪者にする事も、橋本に嫌な思いをさせる事もない。
同情される陸の腕を掴み、陸の周りにいる連中に“邪魔”というような目をした所、
“陸の気持ちも考えろよ、盗っ人クン”
“人の彼女と仲良くして横から掻っ攫おうとするヤツとなんて話したくねぇよな”
一気に連中の敵意の目が俺に向いた。