浮気してるくせに平然な彼







 橋本が渡してくれたのは、朝、石田達が俺の菓子袋にふざけて入れていた避妊具だった。


 ………このドリンクだって。


 何だよ、この怪しいドクロマーク!!
 絶対美容のヤツじゃねえだろ!!



 ベッドに置いてたスマホを手に取り、どこにいるか分からない石田達に、早速電話をする。


 『ほいほいー』とのんきに電話に出る石田。


「俺、ドクロマークの瓶のヤツ飲んじゃったんだけど!なんだよアレ!!」


「何って、ドリンク」


 いや、そうじゃなくて!!


「アレ何!!」

「精力剤」


 いや、サラッと言うなし!!!


「水族館からホテルまで帰る時、バス待ってる間自由時間あったじゃん??あの時少し抜け出して、怪しい店に入ったら良さげなのあったから買った!アレ1本でめっちゃめちゃ値段するから!」


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