浮気してるくせに平然な彼
「堀内くん、先にベッドに移動しよう??」
床に座り込んでる俺に、ゆっくりと手を差し伸べてくれた。だけど、のんきにベッドに移動してる場合ではない。
「ベッドじゃなくてイイ。ここでも横になれるし…………早くしろって」
俺の口調が強すぎたのか、困った顔をしながら俺の後ろに回る橋本。
後ろに回した俺の手首をギュッと結んでくれた。
「ありがと。………足も縛って」
『足は無理』と、俺のお願いを拒否してきた。
「動けないのはキツイと思うから………足だけは無理。それに、ネクタイ切りたくない」
キツくてもイイって言ってんのに………
時間が経つにつれ、一層精力剤の効果は増してきた。
手だけでも縛っててもらってよかった。
キツイ、横になりたい……そう思いながら、そのまま横に倒れこむ。
「堀内くん!!大丈夫!?」