溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「無理はしないでいいんだぞ」

「無理、してないですから」

無理はしてる。
でも私は……私を気遣ってくれる、この人のためだったら少しくらい無理をしたいのだ。

「わかった」

私のあたまをぽんぽんした君嶋課長の手は、やっぱり酷く優しかった。



会社帰りに近所のスーパーに寄る。
帰ったら洗濯機を回してごはんの準備。

君嶋課長は家事をしないし生活費をくれるわけじゃないので、はっきりいって君嶋課長との生活は洋との生活と大差ない。
それでも光熱費等は君嶋課長の口座から引き落とされるし、マンションの支払いも終わってて家賃の心配しないでいいだけずっとましだけど。

「ただいま」

「おかえりなさい。
洗濯物干したらごはんの支度しますから、ちょっと待ってもらえますか」
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