溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
私が名を呼ぶと、酔っているのか上機嫌に繋いだ手が揺れた。
……蔵人さん。
心の中でもう一度、呟いてみる。
その響きは私の中で、酷く特別になっていた。
隣を歩く君嶋課長――蔵人さんを見上げると、いつもと違って少しだけ嬉しそうな顔をしている。
なんだかそれが嬉しい。
それにこんな風に手を繋いで歩くなんて、初恋時代に戻ったみたいでくすぐったかった。
家に帰ると蔵人さんが洗濯物を干してくれた。
おかげでそのあいだ、下拵えしていたものをそれぞれ後日に回せるように処理できた。
「おやすみ、和奏」
ちゅっ、額に蔵人さんの唇がふれて、一緒のベッドに潜り込む。
蔵人さんは寝付きがいいのか、いつもすぐに寝息を立て出す。
「蔵人さん。
私はもう、頑張らなくていいですか」
もうずっと、ひとりで頑張ってた。
……蔵人さん。
心の中でもう一度、呟いてみる。
その響きは私の中で、酷く特別になっていた。
隣を歩く君嶋課長――蔵人さんを見上げると、いつもと違って少しだけ嬉しそうな顔をしている。
なんだかそれが嬉しい。
それにこんな風に手を繋いで歩くなんて、初恋時代に戻ったみたいでくすぐったかった。
家に帰ると蔵人さんが洗濯物を干してくれた。
おかげでそのあいだ、下拵えしていたものをそれぞれ後日に回せるように処理できた。
「おやすみ、和奏」
ちゅっ、額に蔵人さんの唇がふれて、一緒のベッドに潜り込む。
蔵人さんは寝付きがいいのか、いつもすぐに寝息を立て出す。
「蔵人さん。
私はもう、頑張らなくていいですか」
もうずっと、ひとりで頑張ってた。