溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
たまたま幹事と友達で押し掛けたらしい。

家に居座るだけならまだしも、ニートの洋はもちろん働かないし、私のお金で好き勝手して機嫌が悪いとすぐに私を罵倒する。
さらには身体だって求められた。

洋は私が好きなんだ、そう思った。
思いこもうとした。
そして私は洋が好きなんだと。
じゃないとつらくて、壊れそうだったから。

けれどずっとわかってた。
洋にとって私は彼女じゃなくてただの都合のいい女だって。
だから疲れ切ってしまっていたあの日、家を出たのだ。



洋にはその後、何日かおきに金を無心された。
携帯番号は教えてないし、そもそも携帯は結婚したときに契約し直して番号は変わっている。
それにいまの洋が携帯を持っているか自体、怪しい。
けれど来なければ会社に押し掛ける、そう言われると従わざるをえなかった。


「最近、帰りが遅いがなにをしている?」
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