溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
代わりに聞こえたのはかつんかつんとなにかが転がっていく軽い音。
おそるおそる目を開けると、蔵人さんが私の前に立ってた。
「俺の妻を侮辱しないでいただきたい」
冷気でできた声があたりを一瞬にして凍り付かせる。
蔵人さんは床に転がった眼鏡を拾うと、何事もなかったかのようにかけた。
蔵人さんは振り返らなかったが、後ろに伸びてきた手がカタカタと細かく震える私を力強く、背中へと抱き寄せた。
「な、な……っ」
蔵人さんの背中に視界を塞がれ、洋の顔は見えない。
ただ声は酷く動揺しているようだ。
「ああ。
傷害罪で警察に行こうか。
あとは妻に対する恐喝と名誉毀損で」
「ひ、ひぃっ」
いま、蔵人さんの顔が見えなくてよかった。
きっと、泣いてた涙も引っ込むくらい怖い顔をしている。
もっとも全身から漂う冷気だけでも十分怖かったが。
「お、おぼ、おぼえてろよ!」
おそるおそる目を開けると、蔵人さんが私の前に立ってた。
「俺の妻を侮辱しないでいただきたい」
冷気でできた声があたりを一瞬にして凍り付かせる。
蔵人さんは床に転がった眼鏡を拾うと、何事もなかったかのようにかけた。
蔵人さんは振り返らなかったが、後ろに伸びてきた手がカタカタと細かく震える私を力強く、背中へと抱き寄せた。
「な、な……っ」
蔵人さんの背中に視界を塞がれ、洋の顔は見えない。
ただ声は酷く動揺しているようだ。
「ああ。
傷害罪で警察に行こうか。
あとは妻に対する恐喝と名誉毀損で」
「ひ、ひぃっ」
いま、蔵人さんの顔が見えなくてよかった。
きっと、泣いてた涙も引っ込むくらい怖い顔をしている。
もっとも全身から漂う冷気だけでも十分怖かったが。
「お、おぼ、おぼえてろよ!」