溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「どうして君があやまる?
俺の体調管理が悪かっただけだ」

ぽんぽん、あたまにふれる蔵人さんの手は、結婚を決めたあの日と変わらず優しい。

お粥を作り、メモを残して家を出る。

本当は一日、蔵人さんの看病をしていたい。

でも、そんなことを言ったら仕事に行けって怒られるのはわかってたから、言わなかった。



翌日、休みの日だからって寝てないで、ちゃんと蔵人さんを送り出す。

「いってきます」

「いってらっしゃい」

唇を重ねると、蔵人さんは眩しそうに目を細めて出て行った。
最近、少しだけ蔵人さんが笑う頻度が増えた気がする。
そういうのは凄く嬉しい。

蔵人さんが仕事に行くと、このところ残業続きでできなかった家事をこなす。
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