溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
洗濯機を二回回してシーツ類まで洗って干すと、すっきりした。
お昼ごはんを適当にすませてスーパーに買い物に出る。
晩ごはんを考えながら、蔵人さんの好きなものにしようと決めた。


「ただいま」

「おかえりなさい」

さすがに休日出勤の今日は、帰りが早かった。
帰ってくるとちゅっと私にキスしてくれる。

――キス。

前は額にしていたキスだけど、あれから唇にするようになった。
きっと私は蔵人さんにたくさん、我慢させていたんだと思う。
そしていまも。
それは私をとても、申し訳ない気持ちにさせる。


着替えてきた蔵人さんと晩ごはん。
テーブルの上のハンバーグを見て蔵人さんがくいっとあげた、眼鏡のレンズがきらりと光った。

「いただきます」
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