溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「さっさとお風呂に入っちゃってください。
さっさと」

「和奏?」

「いいから早く!」

怪訝そうな蔵人さんの背中をぐいぐい押して浴室へ連れて行く。
着替えを持って戻ってくるとシャワーの音がしてたので脱衣所に入った。
ランドリーボックスに入った洗濯物と、置いてあるスーツに口がへの字に曲がってしまう。

シャツはいつもクリーニングだけど、いますぐこのままジャブジャブ水洗いしたい。
スーツだって。

そんなことができないのはわかっているから、はぁーっとため息をついてランドリーボックスを閉めた。
スーツはそのまま寝室に持って行きかけて、リビングでやめておいた。
ソファーにスーツを広げると消臭スプレーを持ってきて念入りにスプレーする。

こんなに臭いが移ってしまうというのは、あの小雪は蔵人さんに密着していたということだ。
< 198 / 248 >

この作品をシェア

pagetop