溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
胸を押して腕の中から抜け出ると、蔵人さんは怪訝そうだった。
でもすぐに自分のジャケットを掴んでくんくんとにおいをかぐと、勢いよく立ち上がる。
「ちょっと待ってろ。
ちょっと、な」
ばたばたと浴室に消えていった蔵人さんだが、なにかを思い出したかのようにすぐに出てきた。
今度は寝室に消えたかと思ったら着替えを抱えてきて、今度こそ浴室に消えていく。
……蔵人さんでもあんなことするんだ。
いつも完璧な蔵人さんが、着替えを忘れてお風呂に入ろうとするなんてあり得ない。
それだけ動揺しているのだと、私を驚かせた。
待ってろと言われたので、おとなしくソファーに座ったまま蔵人さんを待つ。
視線を落としたテーブルの上にはさっきはずした結婚指環が置いてある。
結婚指環を新たに買うとき、準備してあるのじゃよくないだろって怒られた。
でもすぐに自分のジャケットを掴んでくんくんとにおいをかぐと、勢いよく立ち上がる。
「ちょっと待ってろ。
ちょっと、な」
ばたばたと浴室に消えていった蔵人さんだが、なにかを思い出したかのようにすぐに出てきた。
今度は寝室に消えたかと思ったら着替えを抱えてきて、今度こそ浴室に消えていく。
……蔵人さんでもあんなことするんだ。
いつも完璧な蔵人さんが、着替えを忘れてお風呂に入ろうとするなんてあり得ない。
それだけ動揺しているのだと、私を驚かせた。
待ってろと言われたので、おとなしくソファーに座ったまま蔵人さんを待つ。
視線を落としたテーブルの上にはさっきはずした結婚指環が置いてある。
結婚指環を新たに買うとき、準備してあるのじゃよくないだろって怒られた。