溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
君嶋課長が手で示すと私の前に店員は持ってきたパスタを置いた。
はっきりいって頼もうと思っていたボロネーゼのパスタより何倍もおいしそうだ。

「自家製パンチェッタと白菜のクリームソースパスタです」

すぐに君嶋課長の前にもパスタが置かれる。

「どうした、食べないのか?
それとも、こっちがよかったか」

くいっと君嶋課長が眼鏡をあげると、かっと頬に熱が走った。

「……食べますよ」

私がフォークを握ると君嶋課長もフォークを握った。
くるくるとフォークに巻いて一口。

……ふにゃぁ。

おいしくて、思わず顔が緩みそうになった。
ちらっとだけ君嶋課長が私を見て眼鏡をくいっとあげるので、慌てて顔を引き締める。
しかし、よく考えたらこんなにおいしいものを食べたのは、ずいぶん久しぶりだ。

食べていると視線を感じた。
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