溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
「ダイヤがついているのとついていないの、どっちがいいか?」

「え……」

やっぱりゴールドで、そう言おうとしたのに、言い終わらないうちに次の選択を迫られる。
これもまた、私が決めるまでずっと問い続けるつもりなのだろうか。

「ダイヤはありか、なしか」

再度、君嶋課長が聞いてくる。
やはり決めるまで聞き続ける気だと、心の中で小さくはぁっとため息をついた。

「……なしで」

ダイヤありはどう考えてもなしより高いに決まっているのだ。
私ごときにそんな高価なものを買わせるわけにはいかない。

「じゃあ……」

君嶋課長は店員に、プラチナでダイヤがついてないものをいくつか並ばせた。
この中からまた選べとか言われるんだろうか。
気が重すぎる。
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