溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
……いつも洗濯とかどうしてるんだろ。

仕方なく洗濯機に入れた洗濯物をランドリーボックスに戻していると、後ろでコンコンと壁を叩く音がした。

「なにをしている?」

凍りそうなほど冷たい声におそるおそる振り返ると、壁に片方の肩を預けて腕組みした君嶋課長が私を見下ろしている。

「あの、洗濯しようと思って……」

はぁーっ、ため息をつくと君嶋課長は腕をほどいてまっすぐに立った。

「先週越してきたばかりで、まだいろいろ足りないものがあるんだ。
……今日はもう寝ろ。
徹夜明けで少し仮眠を取っただけだし、疲れているだろう?」

「……そう、します」

立ち上がると君嶋課長から額に口づけを落とされた。

「おやすみ、和奏」

君嶋課長がいなくなると、私はその場にすとんと座り込んだ。
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