溺愛ラブ・マリッジ~冷徹上司が豹変しました~
もしかして外食オンリーなんだろうか。
食生活が心配になる。

「……なにやってるんだ」

頭上から振ってきた声とともに、閉めようとした冷蔵庫のドアは押さえられた。
そのままドアポケットから水のペットボトルを取ると、ばたんとドアが閉められる。

「ん?」

振り返ると君嶋課長がごくごくと水を飲んでいた。
昨日は気づかなかったがパジャマ派で、濃紺にシルバーのパイピングがされたそれはシルクっぽい。

「冷蔵庫、空なんですが」

「空じゃないだろ、水とビールは入ってる」

一気に半分までペットボトルを開ける空けると、ふたを閉めてさも当たり前のような顔を君嶋課長はした。

……いや、それってほぼ空ですよね。

突っ込んだらいいんだろうけど、私にはそんな度胸はない。
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