突然現れた御曹司は婚約者
それに対してバカなこと言ったと思った私はその場で俯く。

でも蓮はそんな私を愛おしいと言う。


「初めての恋愛だし、すぐに会える場所にいない分、不安になる気持ちは分かる。でもな、栞ほど愛おしいと思える女性はいないんだよ。料理は上手いし、教養もある。優しいし、可愛い。仕事も出来るって理事長言ってたぞ。それに体の相性もいい。どこに不足不満があると言うんだ。別れるなんて絶対にあり得ない」


そう言うと蓮の手が胸元に触れた。

ビクッと反応してしまったことに恥ずかしさを覚える。

でも蓮の手は止まらない。

ゆっくりと私の敏感な部分に触れていく。


「ん…あっ」


身を捩り、口に手を当て、漏れる声を抑える。


「我慢するな。栞の声も俺は好きなんだから。この吸い付くような綺麗な白い肌も、うなじも、柔らかい胸も、唇も、全部好きだ。全部俺のものだ」


髪をタオルで巻き上げ、露わになっているうなじに蓮が唇を押し当てる。

そしてそれは徐々に下がっていき、浴槽の縁に私を腰掛けさせるとそこから全身をくまなく愛してくれた。
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