逃げたがり王女~さらわれ囚われたと思ったら溺愛されてました!?~
ヴィンセントがふっと自嘲するように顔を歪める
 
「人は変わるんだ…俺も、そしてユティーリア…お前も」
 
どういうこと、と聞こうとすると
 
急に目の前が暗くなってきてからだが重くなってきて
 
まぶたを開けているのもつらくて意識が暗闇に引きずり込まれそうになる
 
「……な…………にを…………」
 
「もうしばらくお休みだ…ユティーリア」
 
そのあとにヴィンセントがなにか続けたようだったが
 
もうわたしの耳に入っては来なかった
 
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
 
 
彼女…ユティーリアが眠っている間に飲ませた薬は急速に彼女を眠りの世界へいざなう
 
「もうしばらくお休みだ…ユティーリア。いずれわかる…分かろうとせずとも」
 
その言葉はユティーリアに聞こえたのか聞こえなかったのか
 
「おやすみユティーリア」
 
そう言ってヴィンセントは寝室を後にした
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